皮膚がんの初期症状とかゆみ

皮膚がんの初期症状の1つとして「かゆみ」を挙げることができます。皮膚がんは他のがんと比べても発見しやすいですが、単なる湿疹やかぶれだと思ってそのまま放置してしまう人も少なくないでしょう。

メラノーマの写真をスキャナで取り込んで画像にしてアップしてみました。よく見比べて似ていないか確認して見て下さい。

色々な刺激から守るべくして、私たちの身体上では免疫システムが働いているわけですが、この免疫システムが過剰に作動してしまった結果としてもたらされるのが、湿疹やかぶれ、かゆみ症状です。

通常の湿疹やかぶれの場合、市販の治療薬で治すことができます。


しかしながら、数週間経っても全く症状の改善が見られなかったり、それどころか皮膚上に出来た斑状の皮疹が大きくなったりしているようであれば、何らかの皮膚がんである可能性が高いです。

この写真は、爪に発症したメラノーマを拡大した画像です。 例えば、単なる湿疹やかぶれと間違われやすい皮膚がんとして、日光角化症やボーエン病、バージェット病があります。

しかも、これらの皮膚がんは自己診断が不能とされていますので、必ず専門の皮膚科医のもとで皮膚生検を受ける必要があります。以下、これら3つの皮膚がんに対し、初期症状としてのかゆみについてもう少し具体的に説明していきます。


まず、「日光角化症」についてですが、この病気を発症すると、日光がよく当たる部位(例. 頭、顔、首すじ、前腕)に1〜数cm程度の皮疹が現れます。

一般的な皮膚がんと同様、初期症状として、かゆみを呈することはほとんどないと言われていますが、ごく稀に軽度のかゆみを感じる人もいます。続いて、「ボーエン病」です。これは日光角化症とは異なり、日光が当たりにくい部位(例. 胸、腹、背中)に数cm程度の褐紅色斑が現れます。

この場合も初期症状としてかゆみを呈することがありませんので、知らないうちに内臓系悪性腫瘍を併発するケースも少なくありません。


最後に、「バージェット病」です。これには乳房に出来る「乳房バージェット病」と、乳房以外の部位(主に、陰部)に出来る「乳房外バージェット病」の2タイプがあります。

トイレの行くたびに陰部にしみるような痛みが走ったり、普段から陰部にかゆみが生じたりしている場合には、乳房外バージェット病の可能性があります。 肌がかゆいとつい指の爪を立ててかいてしまいがちです。 そうすることで、一時的に快感が得られるかもしれませんが、皮膚上にできたがん細胞が破壊され、新生血管から血流やリンパの流れに乗って骨や筋肉といった深部にまで入り込んで(浸潤)しまいます。

さらに、かゆみが鎮まるどころか、かえってかゆみが酷くなってしまいます。くれぐれも炎症が生じている部分を手でかかないようにしましょう。 画像は皮膚癌の初期症状の写真です。